
筆者は原作もドラマCDも知らないので、普通の、つまり特徴のないおじさんのように見える佐藤さんを遊佐さんが演じるのが意外な感じ。筆者がこれまで視聴してきたのは、ほとんどがチャラい女好きの信用できないオニイチャンだったから。
でも、第5回を見て、ナルホド~とナットク。
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あらすじ
第5回の展開はこんな感じ。
火事になった高校の寮が再建され、妖怪アパートを退去した夕士(ゆうし・主人公)は、疎外感を感じていた。同室の先輩とはコミュニケーションが取れず、同級生とも上手くいかない。
妖怪アパートの温もりを懐かしむが、帰るわけにもいかず。悩みながら雨の中、夜の街を歩いている。すると仕事帰りの佐藤さんが同僚のOLたちと賑やかに居酒屋に入っていこうとしている。
夕士が思いがけず声を掛けると、佐藤さんは「夕士くん!」と、明るい笑顔で駆け寄ってきて傘を差し出す。
思い詰めた裕史の様子に、佐藤さんは「メシでも食おうか」と誘う。
「うまい和食屋」店内で
カウンター席に座る佐藤さんと夕士くん。佐藤さんは大絶賛するおでんを前に、「刺身盛り合わせとウナギの蒲焼き、五目野菜のごま和えと焼き鳥をタレで。まぜごはんをいつものようにね」と、追加注文。
女子社員たちとの飲み会を反故にしてしまったことを気にする夕士くんに、佐藤さんは
「ソワール化粧品に入社して20年。女子社員に人気ナンバーワンのナイスミドル、銀髪の佐藤とはオイラのことさ」と自慢げに。
妖怪?幽霊?
夕士くんいわく、「佐藤さんは妖怪なのに、会社勤めをしている」。えっと……、公式サイトのキャラクター紹介では、「大手ソワール化粧品に勤務する幽霊」という注釈がある。(「佐藤さん」の項2017/10/17閲覧) 佐藤さんは妖怪?幽霊?

ま、それはさておき……
人間っていいよな、夕士くん
人間ではない佐藤さんが、人間の寿命を遥かに超え、「歴史」と呼ばれる時間から現代までどのように人間社会に馴染んできたかが語られる。
人間に失望している夕士は、「佐藤さんはなんで人間として暮らしてるんですか?」と尋ねる。佐藤さんは言う。
「オイラね、人間に生まれたかったんだ……」
ここから始まる佐藤さんの人間への憧れを語るモノローグに……なぜか泣ける。
過去回の視聴
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『妖怪アパートの幽雅な日常』過去回はdアニメで見ることができる。(2017/10/17現在)
