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Contents
第16話1本目「グリズリーさん旅立つ」
BAR THE GREZZLY
グリズリーさんのバーのカウンターでカクテルを飲むかわうそが言う。
「シロクマが美味しい季節でやんすよ」
グリズリーさんが「お前シロクマ食ったことがあんのか?」と尋ねると、「今日も昼に食べました」とカワウソが答える。
「カワウソはシロクマを!?」と、グリズリーさんは驚愕し、シロクマさんの身を案じる。
今日の昼:しろくまカフェにて
店先に「白くまはじめました」の旗がひらめく。
カウンターでカワウソたちがおいしそうに「シロクマ」 (かき氷)を食べている。
そして現在
しろくまさんの身を心配するグリズリーさんは、しろくまカフェへ急ぐ。
ドアごしに中をのぞきこむと笹子さんはカウンターに座って泣いている。
彼女の表情からすべてを悟ったグリズリーさんは、目にいっぱい涙を浮かべ、その場を立ち去る。
グリズリーさんは、しみじみとつぶやく。
「しろくま、お前とはガキの頃からの付き合いだったよな」。
ddouk / Pixabay
回想1:少年時代
少年時代のしろくまさんが、「ハチミツ食べた~い」と天真爛漫に棒で蜂の巣を突いている。後ろで心配そうなグリズリー少年。
案の定蜂の巣が木の上から落ちる。蜂の巣の大群に襲われるのはグリズリー少年。
ちゃっかり木の上に避難したしろくまさんは「がんばれ~」と、逃げ惑うウグリズリー少年を応援する。
回想2:少年時代
しろくま少年「ワカサギ食べたーい」と、足元の氷をトンカチでがんがん叩く。
すると、グリズリー少年の足元の氷が割れ、水中へどぼん。
他にも「きのこ食べたーい!」というしろくま少年に付き合って、ひどい目に遭うのはやっぱりグリズリー少年だった。
現代
白いモノを見るたび、他人の言うだじゃれを目の当たりにするたびに、グリズリーさんはしろくまさんを思い出し、涙にむせぶ。
彼は悲しみを胸にバイクを走らせる。
北へ、北へ。
しろくまカフェ
一大決心をしたグリズリーさんが、しろくまカフェに現われる。
「あいつの代わりが務まるのは親友の俺しかいねーだろ」
「だじゃれだってやる!」とグリズリーさん。だじゃれを連発するも、スベリ倒しながら、一人でノリツッコミ。
そんなところへ、しろくまさんさんが現れる。
真相を知り、白くまを食べながら目頭を押さえるグリズリーさん。
それは親友の無事を喜ぶ涙からか、はたまたかき氷特有の頭痛からか……。
Dr_Gomz / Pixabay
第16話2本目「見知らぬお店」
StockSnap / Pixabay
しろくまカフェ
人間のサラリーマンが、しろくまさんたちが住む街に来る。
この街は彼が住む世界とは全く異なる。人間と動物が同様に生活する様子に驚きを隠せない。
BAR THE GREZZLY
それでも、彼はしろくまカフェで他の動物たちと交流をする。しろくまカフェを離れた後、見つけた一件のバーへ立ち寄る。
中に入ると、そこにはライオンさん、トラさん、オオカミさんなどの猛獣たち。
「そこ、空いてるぜ」
と、カウンターの中から歓迎してくれるのはグリズリーさん。
グリズリーさんは、躊躇するサラリーマンに「遠慮すんな」と、どこかぶっきらぼうだが、人と動物を分け隔てしない態度を見せる。
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